2008年10月01日

10月によせて

10月は乳がんの早期発見、診断、治療の重要性を啓発する「ピンクリボン月間」。

日本女性がもっともかかりやすいがんが乳がん。女性の20人に1人が乳がんになるといわれ、2007年に乳がんでなくなった女性は11,323人(厚生労働省 人口動態統計)で、その約半数が30代から50代だった。
今、日本女性の20人に1人が乳がんにかかるといわている。なくなる人は年々増加し、今では1年間に約1万人。
乳がんは女性の壮年層(30〜64歳)のがん死亡原因のトップとなっているにもかかわらず、無関心な人が多いのも現状だ。
乳がんにかかる人は30代から40代にかけて急増する。ピークは40代後半。「閉経後は大丈夫」「50歳過ぎたら乳がんにならない」ということもない。また、若いからといって油断はできない。乳がんは何歳でもかかる可能性がある。
しかし乳がんの早期発見であれば約90%の人が治癒できる。決して恐い病気とはいえない。
早期発見のために、セルフチェックや検診が大切。
もっと詳しく知りたい人はこちら

しかし、乳がん以上に20代の女性に伝えておきたいがんがある。
それは子宮頸がん。子宮頸がんはZARDの故・坂井泉水がかかっていたことでも知られている。

子宮頸部は子宮の下部の細くなっている部分で、腟まで伸びている。子宮頸がんは婦人科がんの中で3番目に多く、若い女性には最もよくみられるがんだ。主に35〜55歳の女性にみられるが、20歳前後の若い女性に急増しているともいわれる。

子宮頸がんの原因は、性交時に感染するヒトパピローマウイルスで、このウイルスは性体験を持ったことのある女性ならば、ほとんど誰もが感染したことのあるウイルスだ。多くの場合、自然に体から除去されていくが、約10%が長期に感染し細胞に異常を発生させる。そして、そのうちの10〜1%が平均10年以上の時間をかけて子宮頸がんを発生させる。感染者の1〜0.1%、つまり性体験のある女性の100人〜1000人に1人が発症しうるがんといえる。そして、初体験の若年化がいわれているいま、おそらく20〜30代での発症は今後もどんどん増えていくと思われる。

いやなことに子宮頸がんは通常、初期の段階では症状がない。そのために気付きにくい。
しかし、がんが子宮頸部の表面だけに限局している場合は、子宮頸部の一部を切除して、がんを完全に取り除くことができる。この方法では治療後も妊娠と出産が可能だ。それでも進行してしまうと子宮摘出が必要となってしまい、妊娠と出産が不可能になってしまう。

しかし、子宮頸がんでもっとも救いといえるのは、ほぼ完全に予防可能ながんであるということだ。

さきにも書いたように子宮頸がんは平均10年以上の時間をかけて発生するので、子宮頸がんは検診を定期的に受診することでほぼ確実に予防可能である。
子宮頸がん検診は「住民検診」「職場検診」「自費検診」などがあり、検診費用の負担者が異なっている。住民検診は、市町村などの自治体が費用を補助してくれて受けることができ、年齢が20歳以上が対象になっているので、自分が住んでいる市町村の自治体に問い合わせてみることをすすめたい。いずれの検診であってもまずは受診することが大切。

ちなみに先進諸外国の子宮頸がんの検診受診率がおおむね70%前後であるのに対し,残念ながら日本の検診受診率はおよそ20%と格段に低い。
他の国では、もはやウイルスの感染すらさせないようにワクチンまで開発され接種されている。日本では残念ながら認可申請中。しかし、承認されてもおそらく性体験を持つ前の若年者への接種が中心となることが予想されるので、20代の女性の人にもっともすすめたいことは、検診を受診するということ。

予防できるがんで子宮を失ってしまったり、若くして亡くなることは悔しいと思いませんか?
さらに知りたい方はこちら
posted by hiro at 21:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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