2008年09月30日

世界経済よ、どこにいく・・・

アメリカ政府による不良資産買い取り法案が米下院で否決された。

内容に関して政府と議会の話し合いは山あり谷ありだったが、一応先日法案は成立しそうだという報道とともに、おそらく多くの人がその予想だったと思うが、見事に裏切られた。
それにともなって、ダウ工業株平均は777ドル下落という史上最大の暴落をした(数字が縁起いいのがむかつく)。成立しそうで楽観視していたのだがなぁ。
今日の日経平均もおかげさまで483円安になった。こちらは今年最安値をつけたものの、思ったよりは下げなかった。
外資系金融機関勤務経験のある友人の話では、今後とも下がり続けるだろうとのこと。明日のNYに注目すべきだと。

一連のことで考えたことがある。
下院で否決された理由は、これまで荒稼ぎしてきた金融機関のツケを全米国民が負わねばならないことに対する不満だ。金融機関のトップはウン十億と稼いできたのに、最後は国民の税金によって救われてしまう。アメリカは日本以上に格差が存在するし、セーフティーネットにかからない人もたくさんいる。そのような人たち、社会的弱者からも税金は取られていく。しかも、今でさえアメリカは財政赤字なのに。このような怒りを前にして選挙を控える議員たちは反対票を投じた。

しかし、おそらくこのままいけば世界同時不況はより深刻化していくだろう。そうなったときにどうなるか。まず消費が落ち込み、企業の成績が下がる。ある企業は潰れるだろうし、ある企業は人員整理をせざるを得ないだろう。つまりは失業者が増える。
どのような人が失業者になるだろうか。そこに浮かび上がってくるのは都合よく首が切れる人物、つまり弱者だ。

たぶん法案が可決されようが否決されようが、ツケをかぶるのは弱者なのだろう。社会的強者はたとえ世界が不況に陥ろうとも、弱者よりはツケをかぶらない。
このことは先進国と発展途上国との関係にも言えることだろうし、大企業と下請け企業の関係など、幅広く考えられる。

少なからず社会主義的になるが、弱者がツケを負わないためには強者に負担をさせなければならないのだろう。今回のアメリカ法案でいけば累進課税を強化させたり、極論に走れば金融機関でボロ儲けした人たちから私財没収したり。しかし、そんなことは行われないだろう、なぜなら彼らは強者だから。

おかしいとは思うが、弱者は強者に這い上がれない限り、弱者として搾取され続けるのだろう。蟹工船が流行っている理由がなんとなくわかる。昨日観た映画の胸の痛さもなんとなくわかる→こちら
posted by hiro at 20:24| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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