2008年09月19日

ニュースから

今朝の新聞に統合失調症の責任遺伝子を検索する研究が隆盛だとあった。
しかし、糖尿病や高血圧のように責任遺伝子はいくつもあるらしく、まだまだ発症機序などはわからなさそうだ。そのため生活習慣を変えることで予防するなどもまだまだ夢物語だろう。
同じ記事には早期診断のために遺伝子の発現ぐあいを調べるという診断方法が掲載されていた。初発で薬物治療を受けたことのない人にしか適用できないらしいが。
確かに早期診断をして早く治療を進めることで能力の低下をできるだけ抑えることもできるのだろう。
しかし、例えば健康診断などでこのような遺伝子検査を行うことにはおそらく反発も強いのではないだろうか。
そうすると結局なんらかの不具合を感じて治療機関にかかるのが最初であるだろうし、その意味では症状がわりと出ているだろうし現状とあまり変わらないのではないだろうか。
そして、治療者のエゴかもしれないが、血液検査的な診断をするのは精神科から診断のおもしろみを失わせてしまうし、問診から疾患だけではなく生き方上の問題をみるのが患者さんへのためでもあるのではないだろうか。
posted by hiro at 13:04| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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